コレクション: オールディーズ|OLDIES

永遠の憧れ、青春の甘酸っぱさがここにある

オールディーズ文化

1950年代アメリカで生まれたオールディーズ文化は、ロックンロールの誕生とともに若者の生活を彩ったポップカルチャーです。エルヴィス・プレスリーやチャック・ベリー、リトル・リチャードが生み出したロックンロールの熱狂に加えて、青春を歌ったポール・アンカやニール・セダカ、そして女性シンガーのコニー・フランシスなど、アメリカン・ポップスのスターたちがラジオやジュークボックスを通じて若者の心を掴みました。

ダイナーに集まって流行の曲を聴き、ドライブインシアターでデートを楽しみ、学園パーティーで踊る――そんな風景がオールディーズ文化の象徴です。ファッション面では、ポニーテールにサーキュラースカート、革ジャンにリーゼントといったスタイルが広まり、映画『アメリカン・グラフィティ』のような世界観が青春のイメージを決定づけました。

日本でも1960年代以降、アメリカ文化への憧れとしてオールディーズは親しまれました。ロックンロールやツイストを踊るダンスホール、オールディーズ喫茶が生まれ、のちの「ロックンローラー族」や原宿・クリームソーダのカルチャーにつながります。また、日本のGS(グループサウンズ)や歌謡曲にも影響を与え、青春の甘酸っぱい雰囲気と音楽の楽しさを伝える文化となりました。