常識を超えて、感覚で遊ぶ！

光と音が弾ける街角で、自由に自分を表現する日々。色鮮やかなファッションに身を包み、音楽とアートを遊び心で楽しむ。枠にとらわれず、新しい感覚で毎日を切り拓く・・それが、若者が生きるニューウェーブの世界。

ニューウェーブ文化

1970年代後半、パンクロックが巻き起こした衝撃は、音楽だけでなく若者の精神やファッションまでを揺さぶりました。シンプルで激しいギターサウンド、反体制的で自由な態度、DIY感あふれる破れた服やモヒカンなど、既成概念にとらわれない表現が街に溢れ、若者たちは自分の思いを音や見た目で思いきり表現するようになりました。

その自由な精神は1980年代前半、ニューウェーブとして花開きます。シンセサイザーや電子音楽を駆使した新しい音楽、カラフルで遊び心あふれるファッション、アートや映像と融合したビジュアル表現が登場し、若者たちは感覚のままに自己表現を楽しむことができるようになりました。街角やクラブ、雑誌やニューウェーブマガジンを通じて、このカルチャーは瞬く間に拡散し、自由で刺激的な空気は都市の若者文化を彩り、今日のストリートカルチャーやSNSでの自己表現にも色濃く影響を与えています。

つまり、1970年代後半から1980年代前半は、若者の自由と遊び心が最も輝いたニューウェーブの黄金期であり、音楽・ファッション・アートが一体となった新感覚のカルチャーが世界中に広がった時代だったのです。

ニューウェーブは、直感で動き、既存の枠を軽やかに飛び越えるカルチャー。音楽もファッションもアートも、好きな世界観を自由にミックスして、“新しい自分”をつくり出せるのが魅力です。独自のセンスを前面に押し出すスタイルは、常識に縛られない姿勢そのもの。「もっと自由に表現したい」「まだ見ぬ自分に会いたい」そんな気持ちを後押ししてくれる、感性を刺激するムーブメントです。エスピースでは、既存スタイルを新感覚スタイルに変貌させるニューウェーブに注目しました。70年代から80年代のニューウェーブを紹介した希少ヴィンテージ雑誌や書籍、作品集などのものをメインにご紹介しま〜す。いつの時代も新感覚はライフスタイルを面白くお洒落にしてくれますね！ニューウェーブが若者文化の新時代を創っているのかもしれません。