コレクション: パンク|PUNK

パンク文化

1970年代後半、イギリスでは セックス・ピストルズ や ザ・クラッシュ が登場し、社会や体制に対する怒りをストレートに叫ぶ音楽とファッションが爆発的に広がりました。プロデューサーの マルコム・マクラーレン とデザイナーの ヴィヴィアン・ウエストウッド が手がけたロンドンのブティック「SEX」は、破れたTシャツや安全ピン、ラバーやチェーンを取り入れた挑発的なスタイルを発信し、世界中の若者に衝撃を与えました。

日本でも1980年代に入り、東京の新宿や下北沢を中心に独自のパンクシーンが生まれました。音楽ではアナーキー、ザ・スターリン、ラフィンノーズなどが注目を集め、若者はモヒカン、革ジャン、ドクターマーチンといったアイコンで自己表現しました。

さらにファッションの分野では、原宿の アストアロボット といったセレクトショップが、パンクやニューウェーブ、ロンドンのストリートスタイルをいち早く取り入れて紹介し、日本の若者文化の拠点となりました。これにより、パンクは単なる音楽を超えて「生き方」や「ライフスタイル」として広がり、90年代以降のストリート文化にも大きな影響を与えていきました。