コレクション: エコロジー|ECOLOGY

僕らは地球号という宇宙船に乗っている


エコロジー文化

1970年の第1回アースデイ(ニューヨークに2000万人が集まる)は、現代環境運動の象徴的な出来事です。環境問題への意識を高めた書籍として、レイチェル・カーソン の『沈黙の春』(1962年刊)があり、農薬や化学物質による自然破壊を警告し、若者や市民に強い衝撃を与えました。また、未来社会や地球規模での持続可能性を考える視点を示した バックミンスター・フラー の『宇宙船地球号』(1969年刊)は、地球全体をひとつのシステムとして捉え、環境保護や効率的資源利用の考え方を広めました。

1970年代後半には、アメリカで 『ホールアースカタログ』 が登場し、アウトドア用品や自給自足、サステナブル(持続可能)なライフスタイル の情報を紹介しました。このカタログは単なる商品紹介にとどまらず、若者が自分で生活や社会を作るヒント を提供する文化的ガイドとして人気を集め、エコロジー運動とDIY精神の両方を象徴しました。

日本でも同様に、1970年代後半から1980年代にかけて、小林泰彦の『アウトドアライフ入門』 や雑誌 BE-PAL が登場し、アウトドアや自然体験を通してサステナブルなライフスタイルを紹介しました。こうしたメディアは、自然と人間の共生やエコ意識を広めるだけでなく、若者が自らの手で文化や生活スタイルを作るきっかけにもなりました。

さらに、環境保護団体グリーンピースの活動や Patagonia(イヴォン・シュイナード) のブランド哲学は、オーガニックコットンやリサイクル素材の使用などを通じて、サステナブルな選択 を日常に取り入れる文化を支えました。近年では SDGs(持続可能な開発目標) の理念が若者に広く浸透し、環境・社会・経済のバランスを意識したライフスタイルやアウトドア活動が、アメリカと日本の両国で共通して若者文化の中核に位置づけられるようになっています。


僕たちの地球号はどこへ向かって進んでいるのでしょうか?いま世界の若者が1番関心が高いテーマがエコロジーではないでしょうか。自然や環境をテーマにオルタナティブライフ(もう一つの生き方)について、いつの時代も若者が熱い眼差しで語り活動してきました。エコ活動において、目覚ましいテクノロジーの進化や消費経済のあり方まで若者がいつも声を上げて行動し、社会を変革してきました。そんなエコロジー文化に影響を与えた60年代からの希少ヴィンテージ雑誌や書籍などをメインに揃えていきますね。僕らの意識革命が起きるかもね。

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