2000年代（ミレニアム期）の若者文化は、インターネットやSNSの急速な普及によって、情報や流行が瞬時に共有される環境の中で形成された。

アメリカでは、iPodやiTunesの登場が音楽の楽しみ方を大きく変え、SNSの発展が若者の交流の形を一変させた。YouTubeやブログは新たな自己表現の場として広がり、インディーズ文化の拡大にも寄与した。音楽シーンでは、エモやポップパンク、ヒップホップ、K-POPが人気を集め、オタク文化がメインストリームへと浸透していった。さらに、カフェやスイーツを楽しむライフスタイル、ストリートブランドを取り入れた個性的なファッションなどが注目され、デジタル化とグローバル化が融合した多様で自由なカルチャーが生まれた。

一方、日本ではガラケー文化が最盛期を迎え、着メロ・デコメール・携帯小説などが若者の日常を彩った。秋葉原のオタク文化が注目を集め、アイドルブームの再燃も見られた。インターネット掲示板やSNSの広がりによって、若者たちは新しい形のコミュニティを築いていった。音楽ではJ-POPやヴィジュアル系がシーンを牽引し、ファッションではギャル系や原宿系が強い支持を得た。ローライズジーンズやロゴTシャツ、厚底サンダルなどが個性やステータスの象徴となり、雑誌やブランドを通じた情報発信や自己表現も盛んに行われた。

こうして、日本独自のスタイルと世界のトレンドが交錯し、独特のミレニアム期カルチャーが形成されていったのである。

 2000年代 – デジタル世代の誕生

世界：グローバル化が加速。SNSやデジタル音楽が日常に。

アメリカ：iPod、iTunes、YouTube、SNS（MySpace、Facebook）。ポップ、ヒップホップ、エモ。

日本：ガラケー文化全盛。プリクラ、デコメール。ギャル系進化、秋葉原オタク文化が一般化。

2000年代

ゴスロリ（ゴシック＆ロリータ系）。

デコラ系（アクセ大量装飾）。

ガングロ・ヤマンバ系。

秋葉原系オタク文化（メイド喫茶、フィギュア）。

B系ファッション、ギャル男文化。

音楽系
2000年代：ヴィジュアル系継続、アニソンブーム、秋葉原系アイドル

ファッション系
2000年代：ゴスロリ、デコラ、ガングロ・ヤマンバ、B系、ギャル男

遊び・ライフスタイル系
2000年代：携帯メール文化、ネット掲示板、秋葉原カルチャー

2000年代

ゴスロリ／デコラ／ガングロ・ヤマンバ
フリル、レース、アクセ大量装飾、日焼けメイク。

B系／ギャル男／ヒップホップ系
ダボパン、パーカー、キャップ、スニーカー。

アウトドア／スケボー系
ノースフェイス、パタゴニア、L.L.Bean、カーハート、NIKE、adidasなど。

萌え系・カワイイ系
アニメ・ゲーム・アイドルカルチャーとリンク。

ミレニアム新世紀の若者文化は、デジタルイノベーションが加速していく中で生まれました。エスピースでは、今やY2Kと呼ばれるファッションカルチャーを始め、様々なジャンルのオモシロ若者文化をご紹介しま〜す。2000年代の希少ヴィンテージ雑誌や書籍などのモノをメインに個性あふれるポップカルチャーをお届けしますので、お楽しみに〜！Y2Kファッションやテクノポップ、ヴィジュアル系、クラブカルチャーなど、かっこよくて、かわいくて、オモシロですよ〜