コレクション: レジェンダリーアーティスト|LEGENDARY ARTIST

常識を壊したアートは、いつだって新しい!

レジェンダリーアーティストカルチャーとは、音楽やアート、映画、ファッションの歴史に名を残した伝説的クリエイターたちの作品や生き方を、現代の若者が自分の感性で新しく楽しむムーブメントであり、5090年代のロックアーティストのビジュアルを取り入れたファッションや、名作イラストや映画ポスターを雑貨やインテリアとして楽しむスタイルなど、彼らが生きた時代のムードごと味わうことが特徴で、色あせない輝きや個性的な価値観に触れることで新しい自分をつくるインスピレーションを得られる、レトロなのに新鮮な若者文化です。

レジェンダリー・アーティスト文化

レジェンダリー・アーティストとは、長い時間にわたって多くの人に影響を与え、文化や時代の象徴として語り継がれる”伝説的なアーティスト”のことです。

この文化は、1950〜60年代にロックンロールの衝撃やポップアートの革新が若者の感性を揺さぶったところから始まり、70年代には世界的ロックスターの影響力がファッションや生き方に広がる一方で、日本では山口はるみ、和田誠、横尾忠則、ペーター佐藤、原田治、空山基、湯村輝彦、永井博、吉田カツといった多彩なアーティストが雑誌・広告・レコードジャケットを飾り、“日本イラストレーション黄金期”と呼ばれるほどの熱量を見せ、さらにパルコ出版が数々の斬新なアートブックやカルチャー誌を発信したことで、アーティストの世界観をそのまま楽しむ文化が一層広がっていきました。続く80年代にはアルバムアートやミュージックビデオの進化によってビジュアル表現が本格的にカルチャーの中心となり、90〜2000年代には伝説的クリエイターたちの作品がリバイバルやサンプリングを通して再発見され、2010年代以降はSNSによって名作アートやアイコンが若者の身近なインスピレーション源となり、現在では国も時代も越えて輝き続けるアーティストの美学を、若者が自分の感性で自由に取り入れ楽しむ、新しい世代型カルチャーとして息づいています。

若者文化の裏側には、いつだって“絵”で時代を動かしてきたレジェンダリー・アーティストたちがいる。1950年代のノーマン・ロックウェルの温かな物語性に始まり、日本では70年代にイラストレーション黄金期が到来。ペーター佐藤のスペースフューチャーな洗練、原田治のポップな自由、空山基の未来感、湯村輝彦のアナーキーな線、永井博の都会的ブルー、吉田カツの鋭い感性など――彼らの筆跡は文化のムードそのものだった。そしてそのムーブメントを強烈に後押ししたのが、パルコ出版。最先端のビジュアルと共に時代の“今”を切り取る雑誌や書籍が、若者の感性を一気に解き放った。

レジェンダリー・アーティストカルチャー。これは、アートが時代を描き、時代がアートを選ぶ、エバーグリーン(色褪せない価値)なクロニクルなのです。

エスピースでは、そんな日本のイラストレーション黄金期の70年代前後のレジェンダリー・アーティストに注目しました。黄金期のアーティストたちが手がけた70年代から80年代の希少ヴィンテージ雑誌や書籍、作品集や雑貨などのものをメインにご紹介しま〜す。永遠に”新鮮さ”を保つ名作たちにぜひ触れてみてください。きっといい刺激をもらえますよ〜

レジェンダリーアーティスト|LEGENDARY ARTIST