コレクション: 山口はるみ|Harumi Yamaguchi


「山口はるみ」は日本のイラストレーターであり、スーパーリアルイラストレーションの欧米人風の女性像で知られています。彼女の作品は「はるみギャルズ」と呼ばれ、リアルな表現と独特のタッチが特徴です。島根県松江市で生まれ育ち、東京芸術大学を卒業後、西武百貨店の宣伝部に入社しましたが、制服を着ることに制約を感じ、嘱託として働くことになりました。 その後、ヴィジュアル・コミュケーション・センターに入社し、フリーランスのイラストレーターとして活動しました。彼女は1964年に東京イラストレーターズ・クラブを結成し、1969年にはパルコの広告制作にも参加しました。 山口はるみの作品はその独自のスタイルと魅力的な女性像が評価され、多くの人々に愛されています。彼女の作品は現在でも広く知られ、日本のイラストレーション界において重要な位置を占めています。彼女はエアブラシを使った作品で知名度を高めましたが、1985年頃からはエアブラシ表現から離れ、様々なタッチで20世紀の著名な女性を描いた「のように」シリーズのポスターを制作しました。このシリーズでは、一つの作品ごとに異なるタッチで女性の肖像を描き、その個性や魅力を表現しています。彼女の作品はそのクオリティと繊細なタッチで評価され、数々の展覧会や個展で発表されました。代表的な展覧会には、「山口はるみ 21世紀への伝言」や「タイムトンネルシリーズVol.13 山口はるみ展『時代のヒロイン』」、「山口はるみPARCOの時代『凜として女』」などがあります。これらの展覧会では、彼女の作品集中の作品や新作が紹介され、多くの人々にその魅力が伝えられました。また、「Harumi Gals PARCO VIEW2」や「山口はるみ作品集 WOMEN―21世紀への伝言『62人の肖像』」などの作品集も発売され、彼女の代表作や制作の背景、インタビューなどが収録されています。これらの作品集を通じて、彼女の芸術的な世界観や制作プロセスに深く触れることができます。山口はるみの作品は、その独自のスタイルと魅力的な女性像が評価され、多くの人々に愛されています。彼女の作品は現在でも広く知られ、日本のイラストレーション界において大きな影響を与え、現在でも深い尊敬を集めています。